東京女子学院中学・高等学校コーラス部

■生きるチカラを育む、ステキな居場所

いつも「春こん。」やコンクール、それに合唱祭で、透明感のある音楽を聴かせてくれています。そして連盟の理事団体も務め、さまざまな大会のスタッフとしても参加してくれる頼もしい存在です。

指導は講師の黒澤章子先生。「何かから抜け出ようと悩む人の姿って美しいと思う。」心の深い部分にそっと触れながら、生徒たちと一緒に音楽づくりを進めます。人なつっこく、気だてのいい部員たちが着る、お揃いのパーカーの背中には、翼の生えたハート。それぞれに悩みや辛さも抱きしめているようですが、ちょっぴりの「翼の傷」を持つからこその、人に伝える力でしょうか。少人数ながらときにハッとする美しさが彼女たちの音楽にはある。

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聴く人の心に歌が届いた、と実感するときが一番のシアワセ、と語る部長の古園あかりさん(高3)。「みんな仲が良くて、家族のようです。」泣いたり笑ったり。仲間と先生とステキな時間を過ごせる居場所で、「生きるためのチカラ」がゆっくりと育まれています。

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(2014年5月 197号)