野ばら会

3日後に控えた創立20周年記念コンサートへ向けて、大詰めの練習です。演奏会の第3ステージは、指揮者友野玲子先生の独唱による『野ばら』(ヴェルナー)から始まります。だんだん歌い手を増やし、『八木節』(松下耕)を結びとする6曲の小曲によるアラカルト。

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94年、渋谷区立西原小学校の保護者たちにより創立。音楽大学出身のあるお母さん、すなわち友野先生がある時『野ばら』を歌いました。その歌声をイイネ!と思ったママ友5人、それが「野ばら会」の原点です。以後だんだんと仲間が増えて今では30人。その歩みが、折々に歌った想い出の曲とともにこのステージで描かれています。

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20年間で培ったのは、「誰もが運営に参加する」というシステム。当番が練習の日記を書くのも、途切れることのない伝統だそうです。この日記帳は20年間の「成長の記録」。まさに、「野ばら会」の大切なことがこのノートにぎっしりと詰まっているのでしょう。最終ステージの結びに歌う曲にも、こうあります。「たいせつなことは ぜんぶここにある」(詩:さくらももこ)

(2014年11月 199号)