ルミエール・ド・ソレイユ

 – こどもとおとながいっしょにうたう –

 

北区立滝野川小のPTAコーラスがルーツ。当時の音楽教諭・栗原陽子さんをリーダーに活動。今年の東京都合唱祭ではちょっぴり趣向を凝らし、現役の小学生とステージを共にしました。共演の北区立清水小学校は、栗原先生の現在の勤務校。1学年1学級という小規模校ですが、1年から6年まで全校児童の約半分が合唱部に所属。あるとき北区の合唱祭で指揮者・清水昭氏の人柄に惹かれ、いきなりその場で合唱部の指導をお願いしたそう。小学校の部活で1年生から、ということ自体珍しいのですが、清水氏は、せっかくだからその特徴を活かそう、と提案。なんと1年生からNコンに出場してしまうというこれまた型破りの活動を続けています。

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この日は、清水昭指揮で、『ゆずり葉の木の下で』(信長貴富作曲・女声合唱版)から。こどもとおとなが一緒に歌う、という意味の大きさや素晴らしさが、言葉と音楽からあふれ出てくるような曲でした。間もなく現役を引退する栗原先生のリタイア後の目標は、地域でこうしてこどもとおとなが一緒に音楽活動をできるような居場所づくりだそうです!

残念ながら閉校する清水小ですが、学校統合後の新校歌はなんと信長貴富さんが作曲、そして子どもたちのワークショップを通じ、谷川俊太郎さんが詩をお書きになる予定だそう。

指揮の清水昭さんは、『ゆずり葉の木の下で』の男声合唱+児童合唱版も今年演奏しています。

(2015年8月 202号)