(指揮)安達陽一 (ピアノ)秋野淳子

10月の演奏会へ向けて今日は4曲を練習。皮切りの恋歌『Fly Me To The Moon』、ピアノのイントロに続くソプラノ、メゾソプラノのシルキーな歌声のなかに、アルトの醸す存在感があって「I love you」の声にドッキリ。それぞれのパートが特徴を出し合って、若々しい声ながらとても大人の雰囲気のある音楽です。で、そこから『Sing』で子どもの世界へとワープしたのち、再び年輪を刻む愛の深さに戻り、お昼前には見事に軽快なスウィングで締めくくる。多彩な曲目のそれぞれの世界観を逍遥するさまがとても楽しそう。2時間があっという間に過ぎました。

バラエティ豊かなレパートリーを持つことで、できるだけ多くの人に楽しんでもらいたい、とのこと。安達陽一さんは、師である合唱指揮者・関屋晋さんの教えに従い、「練習に集まった人たちが、毎回何かしらおみやげを持って帰ることができるように」と心がけているそうです。練習後、先生を囲んでのランチ会も徐々に復活の兆し。とかく気が重くなりがちな月曜の朝ですが、彼女たちにとっては月曜(フランス語でle Lundi)は特別な日なのです。

2016年の合唱団立ち上げ時にお世話になった区の音楽連盟の会長さんのご縁もあり、港区を拠点に活動している。